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おっぱいとだっこ
おっぱいとだっこ

  竹中恭子 著
  山西みな子・堀内勁・梅田馨 監修
  税込価格:1,575円(本体価格:1,500円)
  ページ数:208頁
  発行:春秋社

好評発売中!

結婚祝いや出産祝いに母乳の本なんてまだ早いのでは?
そんなことはありません。

ここに書かれている情報は、母乳育児で苦労した先輩ママたちが
「出産の入院前に知っておきたかった!」と思ったことばかり。

ミルク育児や混合育児を 選択する人にとっても、
後悔しないためのヒントが沢山詰まっています。


=== まえがき ===

1992年から10年間、私は「よこはま母乳110番」というボランティアの無 料電話相談で相談員をしています。もう子どもは大きくなったのに、どうしていまだ にそんなことをしているのか。それは、私自身が母乳で苦労したからです。

赤ちゃんがおっぱいを飲んでくれない、赤ちゃんの体重が増えない、母乳育児のこ とを相談するところがどこにもない……。乳房トラブルの痛い思い出もあります。赤 ちゃんに泣かれ、自分も泣きながら、電話帳をめくって必死で母乳外来のある病院を 探したことを昨日のことのように覚えています。それはほんとうにつらい経験でし た。

しかし何よりこたえたのは、周囲に同じ母乳育児をする仲間がいなかったことで す。たったひとりのはじめての育児、慣れない母親業。とんでもない間違いをして、 赤ちゃんが私のせいで死んでしまったらどうしよう。ちいさな手足、無垢な笑顔。 かわいいとは思いましたが、赤ちゃんのいのちをあずかる緊張感は想像以上に大き く、毎日おびえるような気持ちで過ごしました。まるで、孤独感に打ちのめされながら、 出口のないトンネルを歩いているような気分でした。

母乳にかぎらず育児の相談は、「専門家に聞くほどではないけれど、先輩ママはど うしていたのだろう?」ということがほとんどで、「うちもそうだったのよ」「なあ んだ、安心したわ」というように、共感をもって励ましたり励まされたりすることで 8割くらいは解決してしまいます。昔は、同じように母乳で子どもを育てる女性がたくさんいて、教えるともなしに教えていたようなこともあったでしょう。

しかし現代の日本では、乳房トラブルなどは炎症を起こしてはじめて医療の対象に なるために、それ以前の「しこり」や「赤ちゃんが飲んでくれない」などの問題は診 てもらうことができません。正常なお産や授乳は、医療の対象ではなく「生活の一 部」なのです。

本書は、そんな授乳生活の具体的な方法や知恵、考え方が母親の立場で書かれてい ます。よこはま母乳110番の電話相談の特長そのままに、専門家へのかかり方や母 乳情報の見つけ方、自分でできる乳房の手当や赤ちゃんへの対処法など、また産院の 選び方については、看板だけの母乳主義の病院の見分け方についても厳しい目で書き ました。どれもほんとうにあった話です。

専門家の中には、この本の内容とは反対のことを言うひとも多くいるでしょ う。現代の情報化社会にもかかわらず、母乳育児に関してはまだまだ間違った情報が まかりとおっているのが実情だからです。

本書の執筆にあたっては、母乳育児の第一人者である山西みな子助産師に第三章か ら第五章を、産科の梅田馨医師に序章から第二章を、小児科の堀内勁医師にはすべて の章と「よくある母乳の悩みQ&A」の監修をしていただきました。 「Q&A」は、よこはま母乳110番の顧問であり 横浜の「おっぱい保健師さん」である朝倉きみ子さんにアドバイスをいただきまし た。 また離乳食と普通食を同時につくることができ るレシピ集では、健康料理研究家の梅崎和子先生にご協力いただきました。

育児に携わる人の実用書としてだけでなく、「へえー、赤ちゃんて生まれた直後は そういう状態なんだ」「だから泣くんだね」「自分もそうやって大人になってきたの かなあ」という気持ちで気軽に読んでいただければ幸いです。

生きものとしての自分のルーツをふりかえり、自身の人間関係を見直すきっかけに なるでしょう。ひとりでも多くのひとに「おっぱい」をあげる楽しさ、「だっこ」を する時の心地よさを知っていただきたいと思っています。


− もくじ −

  序 章 「おっぱい」と「だっこ」のほんとうのことが知りたい
おっぱいって何でしょう?
粘膜のふれあい

  第1章 誕生直後のふれあい
どうして母乳は出るの?
そもそも母乳がいいってほんとう?
母乳はだれでも出るの?
母乳が足りているかどうか、どうやって量るの?
どうしても母乳がつづけられないのはどんな場合?

  第2章 入院中の授乳トラブル
出産後、すぐにおっぱいとだっこをする意味
いつまでが初乳?
母乳育児についての世界の考え
母乳育児スタートのための具体策
入院中のおっぱいトラブルを避けるために
もし母子同室がかなわなかったら
上手なだっこの仕方ってあるの?
ミルクを足されても
お母さんたちの体験談
梅田病院物語り「おっぱい都市宣言への道」

  第3章 退院後の不安でいっぱいな時期
しょっちゅう泣くのですが
体重が増えない?
赤ちゃんの夜泣きとママの寝不足解消法
お父さんのお役目は?

  第4章 いちばん悩む時期、魔の3か月
母乳のリズムはどうやってつくられるの?
混合育児の盲点
母乳にもどしたい場合の混合育児の方法
ミルク育児でも母乳っ子のように

  第5章 みんな悩んで質問激増、離乳食
離乳食を食べてくれない
夜も起きるしおっぱいばかり
母乳っ子の離乳食はいつからはじめればいいの?
虫歯になるってほんとう?
授乳中は薬を飲んではいけないの?
おっぱいトラブル解決法

  第6章 おっぱいをやめたくなる時期
母乳を長くあげるのはいけないこと?
母乳っ子と一般の離乳食の栄養指導の違い
ほんとうの卒乳の意味
この時期のお母さんの複雑な気持ち
「だっこ」と「おっぱい」にさよならする時

  第7章 自然な卒乳をめざして
かむ力、つながる脳のシナプス
おっぱいとだっこの次は……

  困った時の母乳相談Q&A
入院中に多い相談
退院後から生後1〜2か月に多い相談
生後3か月から多くなる相談
生後5か月から多くなる相談
1歳から多くなる相談

  家族の食事といっしょにつくれる離乳食レシピ集
5つの基本を知っておこう
気軽につくってみよう!
和風ロールキャベツと汁を利用した3種類のスープ
白菜とじゃがいもと玉ねぎの煮物と三二一スープ
干し貝柱ごはんとつぶしがゆ
きゅうりとキャベツのかんたん浅漬け
温豆腐のそぼろあんかけと湯豆腐
ゆでカリフラワーと人参のサラダとゆで汁ごはん
トマトシチュー
かぶのファルシーとかぶの昆布煮
玄米野菜ポタージュ
ごはんケーキ
リンゴを使ったおやつ2種

  もっと知りたい母乳情報、相談窓口、サイト一覧

 
「この本で初めての母乳育児への不安を解消しました!」「母親を安心させてくれる本です」など、読者の声はこちら
 
書評&紹介記事はこちら

  「たまごクラブ」2003年8月号
  「読売新聞」2003年3月3日 生活情報面
  「長崎新聞パセリ」第61号 2003年5月号
  「自然育児友の会 会報」No201 7月号【NPO法人】
  「ゆめこびと」2003年3月1日発行 NO.39号【子育て情報誌】
  「モーハウス」ニュースレター 2003年新緑号【授乳服の製作販売会社】
  「紙REBORN」2003年5−6 No.1【妊娠出産情報誌】
  「赤ちゃんとママ」2003年6月号【健康保険組合誌】
  「月刊マレーシア」2003年4月20日発行【JNAネットワーク】
  「週刊女性」6月17日号
  「まるごと教育本マガジン」2004年2月11日第52号【メールマガジン】
  「暮しの手帖」2004年3月25日第9号
  「Bagel」(ベーグル)2004年3月号
 
インタビュー記事はこちら

  東京新聞(2003年2月24日)神奈川版
  自然育児友の会 8月号会報「Mothering People」
 
 

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