まりもちゃんシリーズ作者 竹中恭子のホームページです

まりもまま
ホームへ  
著書コーナー まりもちゃんちの食卓 読者相談コーナー ふたごのお話 リンク集
ままとぱぱのページ >> 「読者相談コーナー」へ戻る  
 読者相談コーナー

「舌癒着症相談室」
よしくん
舌と呼吸を考える会作成 『舌癒着症ガイド』(抜粋)はこちら
 
よくある質問と答え
□ 舌癒着症ってどんなものですか?舌小帯とどう違うのですか?
□ おっぱいが飲みにくいのは舌癒着症が原因なのですか?他にどのような症状がありますか?
□ 手術で改善した人もいると聞きました。どのような手術ですか?
□ まだ小さい子どもにそのような手術をするのは許されない行為だと小児科の医師に言われました。どうして手術すべきだと判断する医師とするべきではないと判断する医師がいるのでしょうか?
□ 手術の必要はないという夫をどうやって説得すればよいでしょうか?
□ 術後の経過が心配、皆さんはどうしていますか?
□ 哺乳障害を取り除きたいが3ヶ月の赤ちゃんに手術は親のわがままなの?
□ 今の自分の症状は本当に舌癒症のせいなの?
□ この相談室は経験者の方々が中心となり作っているのですか?
□ この症状は呼吸障害なの?手術しないといけないの?
□ この症状ですが、手術したほうがいいの?手術はトラウマにならない?オペのあとすぐに母乳は飲めるようになりますか?
□ この症状ですが、やはり舌癒着症の疑いが強いですか?1層でも手術する意味はありますか?再癒着の可能性は?先生によって成功・失敗はあるのでしょうか?
□ 手術後、どのくらいで直接おっぱいが飲めるようになりますか?
 
 舌癒着症について相談したい方に。

申し訳ありませんが、私が子供の手術を体験してから10年以上たち、
今現在の舌癒着症がどのようになっているのか情報がありません。
そのため相談窓口は閉じさせていただきました。

よくある質問と答え

Q. 舌癒着症ってどんなものですか?舌小帯とどう違うのですか?
A. 舌小帯は舌の裏側のまん中に縦方向にみられる筋(すじ)の様なものです。この筋が舌の先までつながっていて、舌を前に突き出そうとすると舌の先がハート型になったり、舌を上に持ち上げにくかったりする、これらの状態を舌小帯短縮症(英語でTongue-tie)といいます。舌小帯短縮症も舌癒着症ですが、その筋(小帯)が少しまたは全くなくても、舌のつけ根が前方にある状態つまり口腔底とくっついていることを舌癒着症と言うのだそうです。なぜつけ根が前にあると問題なのか?それは呼吸が苦しいということです。舌が前に引っ張られているということはその後ろにある喉頭(空気の通り道)も前に倒れているため鼻からの空気の通路が狭くなり呼吸が抑制されます。特におっぱいを飲むとき、赤ちゃんは呼吸しながら飲む(舌を前に突き出すと喉頭は上に持ち上がり鼻腔とつながり飲みながら呼吸が出来る)という本来の動作が出来にくいため、呼吸障害というよりもむしろ哺乳障害として助産師や保育関係者の間では広く知られてきました。(昔はお産婆さんが切ったりしていたそうです)ただし、多くの小児科医は、舌小帯短縮症は発音障害程度の問題にとらえており、舌癒着症についても全く問題としていない人が多いです。単なる遺伝(優勢遺伝のため、ほとんどの人にこの症状がみられます)として、治療の必要性なしと判断する医療者が多いのは、母乳が飲むことに多少支障があったとしてもミルクがあることや、「昔、野蛮な時代に行われていた手術で今はするべきではない」(文献にはそう載っているそうです)という考え方」にとらわれていること、舌癒着症に関する科学的な研究はまだ始まったばかりで専門家の間でもその成果がよく知られていないこと、などがあります。これらの研究について専門家の間では症状の見方からして賛否両論が戦わされている状態で、素人には大変わかりにくいものとなっています。
説明1-1 説明1-2 説明1-3
ベッと舌を出すと 舌の裏に筋があります
(舌小帯)
鏡の前でさらによく見ると
この筋がつっぱっている人
この筋がない人もいます
筋がつぱっていたりするのは「膜の癒着」、舌の底辺の部分がベタッとくっついて
いるのを「底の癒着」といいます。(私はこの「底の癒着」でした。)

『私は長女まりもの時にこの疾患について初めて知りました。検査のとき、ファイバ−スコープでのどをのぞくと気道をどの程度舌が邪魔しているのかが、目に見えてわかります。 よくある裏声で苦しそうにしゃべっている人や、舌たらずなしゃべり方の人などは気道がまっすぐに開いていないために声帯に直接反射しない声になるのだそうで、私は舌小帯が見えないくらいべったりとくっついていたし裏声でしたし自分自身思い当たる症状が沢山あったのですぐに手術を受けました。というのも子どもの頃から何か自分は変だと、口が重苦しいと子ども心に思っていたからです。運動はろくに出来ず人並みに走ることが辛くて、といって心臓も悪くはなく、単に怠け者なんだろうと言われてすごく辛い思いをしてきました。ところが手術してみると声は裏声ではなくなり、呼吸が楽になってよく噛めるし階段もらくらくのぼれるし、驚くほど血行もよくなってとにかく楽な状態になったのです。運動能力や肺活量ガ特に格段に良くなりました。声楽や外語大のが学生が手術を受けにくることも聞いていますが、呼吸がしずらい状態にあるとか、さまざまな症状の中にもしかしてと思う点がある方は検査してみるのもといいかと思います。』

説明2-1 説明2-2
「舌癒着症ではない」と向井先生に
診断された友人の状態
(気道が広く確保されている)
「舌癒着症」と診断された私の状態
(舌が前方から立ち上がっていて、
気道が狭くなっているのがわかる)

このページのトップへ

 
Q. おっぱいが飲みにくいのは舌癒着症が原因なのですか?他にどのような症状がありますか?
A. 舌が口腔底にくっついているということは、自由に動かないということです。そのため、舌を突き出して乳首を包み、乳輪部を巻き上げるようにして反射を起こさせ、口腔内溢れ出てきた乳を咀嚼して飲みこむという一連の動き(この時舌を前に突き出すと喉頭は上に持ち上がり鼻腔とつながり飲みながら呼吸が出来る)が出来ないということになります。「飲みべた」といわれる赤ちゃんに多くみうけられる症状ですが、哺乳困難には他にもさまざまな要因がありますので、いちがいには言えないと個人的には思っています。

他にある症状としては、「呼吸がしずらい」「苦しそう」「よくむせる」「寝つきが悪い」「呼吸がよく止まる」「眠りが浅い」「よく泣く」「抱き癖」「体を反らす」「顔色が悪い」「肌が大理石模様で血行が悪そうである」「体が硬直している」「手足が冷たい」「頭がいびつ」「毛髪が立っている」などです。「育てにくい子」と言われるゆえんですが、どこまでが個性の範疇なのか、呼吸しずらいことからくる身体的な要因なのか、親の観察力にもよりますし主観も入りますから正直とても判断しにくいです。

よしくんは重度の癒着でした。生後すぐに母乳をふくませ、その後もずっと母子同室の理想的な母乳育児のスタートを切ったにもかかわらず、舌を巻き上げることが出来ないので乳首を引っ張ってしまう「つぶし飲み」がきつく哺乳困難な状態が続いていたのです。顔色も悪く呼吸が苦しそうで声もしゃがれ泣いてばかりいました。検査をしたところ局所麻酔による手術ではダメだということになり(気道がふさがってとても苦しい状態だった)、少し待って全身麻酔による手術を受けました。結果、呼吸が改善され母乳も上手に飲めるようになりました。自分自身が手術したこともあり、上の子のまりもですでに両親とも舌癒着症の知識はもっていましたので、下の子であるよしくんは妊娠中から手術を予約していましたが、手術の日が待ち遠しいくらい呼吸困難な様子がよくわかっていましたので手術すべきかどうかについてはまったく悩みませんでした。でも、普通のお子さんの場合は悩むと思います。症状をよく観察してみて、どうしても思い当たることがあると思われたら、検査してみるのもいいかと思いますが、手術イコールおっぱいがすべてうまくいく、とは思わないほうがいいと思います。おっぱいが順調にゆくためには、母子のリズムを始めとして沢山の要素がありますから。

このページのトップへ

 
Q. 手術で改善した人もいると聞きました。どのような手術ですか?
A. この症状の改善には、舌小帯と頤舌筋を切除する手術が行われています。ただし、目で見える範囲の「舌小帯」、つまり膜を切る程度の手術(1層まで切るもの)も、頤舌筋(三層まで切るもの)もあり、手術する医師によって少しづつ違います。それがまた賛否両論ある疾患であることに加えて手術の是非をどう判断すべきなのか患者を悩ませる要因でもります。実際問題、この手術を行っている医師は全国的に少数派になります。

『よしくんは神奈川県大和市の向井先生のところで手術を受けました。富山県、九州など、舌癒着症の手術をしてくださる医師は何人かいらっしゃいますが、向井先生の特徴は頤筋筋(三層)まで深く切ることと舌癒着症研究会を主催していらっしゃることだと思います。五代前の祖父が華岡青洲という世界初の麻酔手術を行った医師で、ご先祖さまの血なのか日本の医学界の猛反対にもめげないとても個性的な先生です。

誰もがもつ疑問に「舌小帯も、人間に必要なものだからついているのでは?それを切り取ってしまうのはどうか」というのがあります。私はこれについて向井先生に疑問をぶつけてみました。だって優勢遺伝ということはほとんどの人が舌癒着症ということになりますからね。そういう「自然」に対して「メス」を入れることはどうなのかな、と思って。そうしたら先生は「それは神様がぜったいに間違いを起こさないという前提にたっているな」とおっしゃいました。私が思うに遺伝をどう考えるかよりも要は症状についてどのくらい自覚があるかないか、なのではないかと思います。気にしなくてもいいと思える人はきっと重度ではないのだと思います。呼吸がすごく苦しくて、それこそ無呼吸などの症状がある人はそんな悠長なことは言っていられないと思いますから。

このページのトップへ

 
Q. まだ小さい子どもにそのような手術をするのは許されない行為だと小児科の医師に言われました。どうして手術すべきだと判断する医師とするべきではないと判断する医師がいるのでしょうか?
A. 舌小帯手術の歴史は古く、古代中国ですでに行われていました。昔はおっぱいをうまく飲めずに赤ちゃんが死ぬ率が高く、フランス人パレ(外科医)が舌小帯を切るばかりではなく頤舌筋まで剥離すると赤ちゃんの状態が良くなることを発見し、以来ヨーロッパでは赤ちゃん全員に洗礼日に助産婦がこの手術を行っていました、しかし、今世紀になり、著名な医師が反対を唱えてからは「やるべきではない」ことになり、小児科の本にはこの疾患について取り上げられず「この手術を子どもに施すのは間違いである」とされています。

そのため、ほとんどの医師はこの手術に反対をしています。ただし、小児科、耳鼻科、口腔外科、歯科等、それぞれに学会によって温度差があり、医師個人によってもさらに見解が異なるようです。

私は昔、この子は気道がふさがっていて呼吸が苦しいのでは?と思って舌癒着症の可能性についてその子のお母さんに教えてあげたことがあります。もちろん無理にではありません。それとなく、こんな話もあるよ、程度にです。でも、そのお母さんは自分の子の症状をよく観察するより先に夫である歯科医師に相談し、その恩師である有名な小児科医のところにとんで行ってしまい、そんな手術は必要なしという結論を即もらってきました。結果どうなったかというと、その時私と一緒に相談にのってあげて赤ちゃんの口の様子をみてくれた助産婦さんは不必要な手術の話をしては母親を混乱させたとして医師会から処罰されてしまいました。

世の中の人みんながそうしたほうがいいということを実行したり話たりするのは簡単ですが、すべきではないと言われていることについて話すのは勇気が要りますよね。でも、このHPで私があえて相談例を公開することにしたのは、手術したくない人に無理に手術をすすめるためではありません。手術したい人もしたくない人もこの「舌癒着症」の情報について知る権利があると思ったからです。知った上で選ぶのなら何の問題もありませんから。それに、どうしたらいいかわからないけれどもどう考えてもこの症状はおかしいと思っているお母さんも中にはいらっしゃるだろう、今にも呼吸が止まってしまいそうな子をかかえて本当に困り果てている方も中にいるだろうと思ったから。そんな方のためにこのつたない相談コーナーがご参考になれば幸いです。でも私は専門家ではなく自分と子どもが手術を経験した一患者にすぎないので、突き放すようですみませんが自分が体験したことと知識として知ったこと以外のことはわかりません。詳しいことは是非ご自分で調べてくださいね。検索などで「舌癒着症」と引けば向井先生のHPなど、いくつかのサイトが出てくると思います。

このページのトップへ

 
Q. もうすぐ2ヶ月を迎える男の子の母親です。先日診療所に行き、確か0−3という診断(舌小体がないパターン)をしていただき、生後2ヶ月がベストのタイミングのようで、すぐに手術を勧められました。しかし同席した夫が「手術しないと支障があるか?」という問いに確か「ない」と答えられ、「であれば、手術はしない」ということになってしまいました。夫は何か問題が出たときに全身麻酔して手術すればいいという考えのようです。どうやって説得すればいいと思いますか?
A. と、いうことは母親のあなたは手術したいと思い、父親であるご主人は反対している・・というわけですね。正直にお返事しますが、お二人のお子さんの手術ですからご夫婦で話し合っていただくしかないと思います。ただ、母親のほうは、日常的に赤ちゃんの世話をするわけで、舌癒着症が原因ではないかと疑いながら苦労しているよりも、手術してそうした症状が改善するかもしれない方向を目指したい・・・そう考えているのでしたら、そういう主張をなさった方が(その結果、もしダメと言われたとしたも)後悔がないと思います。

支障がないと言う医師の判断をどういうレベルにおくか、ですが、舌癒着症は目に見えて一生苦しむ疾患と違い、呼吸という、生まれつきだと自覚症状もあまりなく、しかも優性遺伝のため多くの人が手術せずにそのまま生活している特殊な疾患ですから、「どうしても手術したい」という人にしか、手術しない方針なのだと私は思います。つまり白黒はっきりしている病気ではなく、医学的に必要ないとまで言われ、日本の医学界から異端視されている事情があるので、先生としては医学的に必要かどうか、わからない、特に支障がないならしたくない・・・という患者よりも、こういう症状が改善されるのであればぜひ手術してください・・・という患者に限って手術しようと思っていらっしゃるのではないかと思います。実際にお聞きしたわけではありませんので、想像の範囲ですが。

子どもをもつと、右に行くか左に行くか判断に困ることがよくあります。そんなときに、どういう理由で決断するのか、父親と母親とで意見を言い合って、話し合う必要があります。私自身の経験から言わせていただくと、手術するにしろしないにしろ、よくよく話し合っておいた方が後悔がないと思います。あとで「もっと突っ込んで話し合えばよかった」と思わないために、正直に話し合ってみてください。特にこの手術は親の生き方が問われる部分もあります。育児中の親が皆やっていて、医師も積極的にすすめてくれるもの(例えば予防接種とか)だと迷わないのですが、一般的ではなく、医学的にもあまり認められていない手術ですからね。そこのところをそれでも手術したい、と考えるかどうかは、やはり子供の日常的な症状をどのように観察しているか、だと思います。

このページのトップへ

 
Q. 先月家族三人(娘8才)で舌癒着症の手術を診療所で受けてきました。手術を決めるまでこちらのHPは大変参考にさせて頂きました。手術を受けて7日目ですが酸素が取り込めているかどうかは分かりませんが、肩こりがなくなった・昼間眠くなりにくくなった・顔のしわが少なくなりもちもちしている。と、はっきり感じるくらい変化に驚いています。
しかし、心配なことが一つあって私だけ、未だろれつが回らなくて舌がまだ少し痛いんです。(舌のまん中あたりにしこりがある)(手術当日は夜から出血が止まらず、次の日病院で止血してもらった。内出血が3日ほど続いた)
私は関西に住んでいて、簡単に病院に行く事ができ無い為、診療所には電話で相談しましたが、「本来6日も経ったら完全にろれつは戻っている」と女性の方がおっしゃいました。「心配なら写真をメールに添付して送ってくれたら先生に診察してもらえる」との事でしたので昨日メールし、今はそれきりです。明日、もう一度電話してみようとは思っているのですが。
そこでお聞きしたいのですが、術後多くの方は舌の腫れやしこり、ろれつが回らないなど感じられたのか、ご存知でしたら教えて欲しいのです。宜しくお願いします。
A. そういう方は沢山いらっしゃいます。私自身もそうでした。でも6日以上たつと完全にろれつが戻っているはず・・・というのは言われませんでした。個人差が大きいとだけ聞きましたので、1ヶ月様子をみていましたら、1ヵ月たつくらいにどうにか痛くなくなり、ほっとしました。友人知人の範囲内ですが、腫れやしこりは1〜2週間、1ヵ月くらいは違和感があったという人がほとんどでした。でも手術した医師も手術方法も違うでしょうし、いちがいには言えないと思います。同じ怪我をしても傷の治り具合はその人の体質や生活によって違いますよね?関西で、診てもらいに行けないので仕方ないとは思いますが、本来、術後の経過は診てもらいに行くべきものですし、どんな名医でも診もしないで何ヶ月という数字だけで判断できることではないと思います。電話やメールで情報を得ようと思うのは、お気持ちはわかりますがご無理ではないでしょうか。

このページのトップへ

 
Q. 今週先生のところで重度の舌癒着症だと診断されました。でも症状は「母乳の飲み方が下手」ということだけで呼吸に問題は全くありません。先生も喉は大丈夫と言っていました。
出産後3ヶ月、乳腺炎や白斑を繰り返し、飲み残しが膿んで大変な思いをしてきました。母乳で育てたいので頑張ってきましたが、舌に問題があるのなら手術をして上手に母乳を飲ませてあげたいと思い来週手術を受けることにしました。でも手術=母乳が飲めるということではない、と読んで私の「母乳で育てたいから」という望みだけで3ヶ月の赤ちゃんに手術を受けさせるのはわがままでしょうか。
A. 口がきけない赤ちゃんですから、親が判断するより仕方ないことは沢山ありますよね?それに口がきけるようになったとしても子どもの代わりに親が判断して決断してあげなくてはならないことって今後も沢山出てきますよね?それをいちいち親のわがままと捉えて、ご自分を責めることはないと思います。たぶん無垢で純粋な0歳児なので、痛そうな手術を受けさせるということでそうお感じになるのだと思いますが。

ただ、母乳に関して世間はなぜかとても厳しく「どうしてミルクというものがあるのに母乳にこだわるのか」「お母さんのわがままでいつまでもおっぱいを吸わせているから自立心のない子になる。早く離乳食をすすめなさい」とかよく言われます。でもそこでめげることはありません。戦後、アメリカ式のミルク育児が大流行したために、母乳育児の正しい知識について詳しく知る人が減って、今の日本では、ミルク育児の常識で育児の常識が考えられているだけですから。人間の赤ちゃんを育てるのに、人間のおっぱいをあげたいと思うのはごく普通のことです。成分的にはかなり母乳に近いミルクは出来ていますが、免疫性から言っても精神面から言っても母乳にまさるものはありません。それを手術してまであげたいと思うのはいけないことではないと思います。

ただし、先生もおっしゃったように、この手術は呼吸障害をとりのぞく手術です。結果として哺乳障害もとりのぞけることもある・・・くらいにお考えになるといいと思います。おっぱいを飲むのはほんの数年ですが、呼吸は一生のことですからね。

このページのトップへ

 
Q. 診療所で0−2と判断され中等といわれました。子供のころから受け口で矯正を2回していますが元に戻ります。以前の矯正歯科からは舌で歯を押しているから戻るといわれました。現在ははトレーニングで舌癖を直す矯正歯科もあってそこでは舌癖はあまりない。舌の裏の筋が少し短いからトレーニングで伸びなければ切りましょうと言われました。
けどこれって舌癒着症のせいなんでしょうか?
診療所で対応してくれた看護婦さん?ではあまり分からないみたいでした。先生に聞きたかったのですが聞けませんでした。トレーニングで直るものなのかどうなのか、舌癒着症が原因なら手術したほうがいいし。2−0って実際どうなんでしょうか?
A. 先生に聞けないことを素人の私に聞いても・・・そういうことはちゃんと先生に聞きましょう。
あなたの質問を整理してみると
  1. 矯正をしても元に戻ってしまうのは舌癒着症が原因なのか?
  2. トレーニングで治るものなのか?
  3. 2−0というのはどのくらいのことで、手術したほうがいいのか?
この3つになります。
勇気がなければ、紙に書いて先生に紙をお見せしてみては?

この相談室では、同じ疾患を持っていた本人&親として、「私もこんなだったわよ」とか「こういう人もこういう人もいたわよ」という患者としての立場の情報はお出しできますが、先生や看護師さんに聞けないことを代りに聞いてあげることは出来ません。専門家でも、医療機関のフォローをするための組織でもなく、個人的な好意の範囲内で公開している読者相談コーナーだからです。それにあなたのケースはあなたを診た人にしかわかりません。メールの文章だけで判断できないし、してはいけないと思います。

このページのトップへ

 
Q. 舌癒着症の事をどのように詳しく知ったのですか?私も詳しく知りたいのですが、この相談室は経験者の方々か中心となり作っているのですか?教えてください。
A. 相談室の文章をよく読んでくださるとわかります。最初母乳が上手に飲めない娘の口を診た助産師さんに「もしかすると舌癒着症かもしれないから先生診てもらっては?」と言われ、診療所で家族中診てもらい、子どもの頃から自覚症状があった私自身がまず手術を受け、子ども二人も夫も手術を受けました。舌癒着症についてあまりに情報が少ないことに驚き、何とかならないかと思い、当初患者会を作って相談活動をしておりましたが、もうすでに手術が終わってしまった人がこれから手術を受ける「かもしれない人」のためにボランティアで活動を続けることは大変難しく、解散しました。そのかわり、まりもままのHPで読者相談コーナーを開設して、個別回答はしない代わりによくある質問をQ&A形式で掲載しています。サイトに載せている小冊子からの抜粋は、「舌と呼吸を考える会」のご協力をいただいて、掲載しています。この会でも新たに小冊子を編集や印刷することは経費の点でも人手の点でも難しく、どうしようかと考えていらしたところでした。

たいしたお役にはたたないかもしれませんが、インターネットの普及のおかげで世間にあまり知られていない情報をこうして皆さんの目にふれるころに載せることができて、まあまあよかったなあと思っています。

このページのトップへ

 
Q. 舌癒着症の症状を知り、いろいろインターネットで調べてこちらに来ました。
今3ヶ月の娘がいますが、舌がかなり短く、舌癒着症では無いかと思っています。舌が短いから舌癒着ということにはならないのでしょうか?確かに付け根はすごく前方ですし、白い筋は舌の先端から付いています。母乳もトラブル続きですし、舌はあまり動きません。
しかし、呼吸しづらいようには見えず、寝ているときの呼吸が多少荒く、細かく呼吸していたかと思えば、急に大きく呼吸したりはします。
これは呼吸障害?赤ちゃんはこんなものとも思えますし・・・無呼吸と言うのはどのくらい呼吸しないのでしょうか?もう3ヶ月なので手術するなら急がないと!と焦るし、毎日、悩んでいます。質問ばかりしてすいませんが、よろしくお願いします。
A. このご質問はすべて、検査してもらった上でそこの専門家にお聞きになってみてください。・・・と答えてしまうと実もフタもないので、お返事します。(笑)

まず、ご質問を整理します。
  1. 舌が短いから舌癒着ということにはならないのでしょうか?
  2. 舌の付け根がすごく前方。白い筋は舌の先端から付いています。母乳もトラブル続きで舌はあまり動きません。しかし、呼吸しづらいようには見えず、寝ているときの呼吸が多少荒く、細かく呼吸していたかと思えば、急に大きく呼吸したりはします。これは呼吸障害ですか?
  3. 無呼吸と言うのはどのくらい呼吸しないのでしょうか?
  4. もう3ヶ月なので手術するなら急がないと!と焦るし、毎日、悩んでいます。(手術した方がいいんでしょうか?)

こう書いて並べてみると診てもらわないことにはどれもお返事できないと言うことがわかりますよね?
それにいただいたメールの文章だけで判断してはマズイと思います。私はあなたの赤ちゃんの口の中を見たわけではないし、見たとしても専門的な検査が必要かと思います。迷っていらっしゃるお気持ちはわかりますが、ここで迷っていてもこれ以上の進展はないと思います。思い切って検査なさってみることをおすすめします。

このページのトップへ

 
Q. 今、2ヶ月の女の子(長女、普通分娩3678g  現在6.2kg)がいるのですが、先日舌小帯が原因で手足が冷たいのでオペをしたほうがいいのでは?と助産師さんにいわれました。いろいろネットで調べると(1)哺乳力が弱い(2)睡眠時に何らかのトラブルがある(3)言語障害がある、といった理由でオペされる方が多いようですが、私のような理由でオペを勧められることはありますか?今は夜も夜なきもせず寝ますし、体重も順調に増えています。
また、オペをした場合に、そのことはトラウマとして残ることはないのでしょうか?
あと、オペ後はすぐに母乳を飲めるようになるのですか?
A. この理由で手術をする場合はよくあります。手足が冷たいというのは血行の問題ですが、呼吸とも大いに関係があり、全身に影響していますから。哺乳力も睡眠時のトラブルもありますが、どの方も原因となる症状は一つだけではなく、複合しているケースが多いです。

手術がトラウマとして残るケースは今のところ私の見聞きした限り(約3千件)ではありませんが、親のトラウマとして残るケースはあります。親自身がよく納得して手術にのぞむことができず、最後まで迷いながら手術した場合がそうです。「こんなに痛い思いをさせてしまった」とか「親としてのわがままだったのではないか」とか「やっぱりあっちの先生(手術反対派)の言うこと聞いておけばよかった」とか。夜泣きしてもぐずっても母乳の飲みがうまくいかなくても全部手術のせいと思ってしまう人もいます。そういう親は手術による症状の呼吸改善の様子がよくわからない(観察力の不足)ケースと、改善への期待が大きすぎてこの程度なら痛い思いをさせなくてもよかったと思ってしまうケースとあります。親の不安はお子さんをも不安にさせてしまいます。親のトラウマをなくすには一度決断したら後悔しないこと、それに尽きると思います。

また、手術後すぐに母乳が飲めるかどうかですが、飲める赤ちゃんがほとんどですが、やはりケースバイケースです。飲めなくなってしまうケースもありますし、しばらく中断して飲み始める子、新しい舌に慣れなくてじょじょに何ヶ月もかけて戻っていく子、もともと食への興味が早く、そのまま離乳食に移行していってしまう子など、色々です。というのも、母乳を飲むという行為は、口の仕組みが整えばいいというものではないからです。精神面、生活面、母と子のリズム、いろいろな要素が複雑にからみあって成り立っているものですから。

このページのトップへ

 
Q. 私は、あるところから偶然「舌癒着症」の資料を頂き、それがとても気になっています。それで、こちらのHPにたどりついたのです。
私は○○県在住で、本当だったら東京の先生の所へ見せに行きたいのですが、九州では○○県の○○市で「舌癒着症」の手術が出来ると資料にあったので、とりあえず私と、長男4歳半の診察を申し込んだところです。
何が相談かというと、私はかなりのアレルギー体質で、小さい頃はアレルギー鼻炎・アレルギー結膜炎・アトピーまではならなかったけれどちょっとしたことで皮膚が被れやすかったりしてました。今は鼻呼吸は出来るようになって、普通に生活してますが、肩こり・冷え性・便秘・怒りっぽい・など、生活習慣病みたいなものが全て当てはまります。特に気になるのが、声です。喋りすぎると声がかすれ気味で、喉が痛くなり、声はいつもかすれ気味で、曇っている感じです。鼻炎だから仕方ないのかな、もしくはタバコが原因なんだろうなぁ…と思っていたのですが、やはり舌癒着症の疑いが強いですか?
子供はというと、私の声が悪いせいだと思っていたのですが、言葉のカツゼツが悪いのです。それに、疲れやすくすぐに抱っこというのがとてもよく当てはまるのです。赤ちゃんの時の症状を忘れてしまったのですが、扱いつらい子供だった記憶があります。それで、○○市の病院に行って舌癒着症といわれたら、親子で手術をするつもりでいたのですが、HPの中で1層切りとか3層切りとか書かれてあったのを拝見して、もし○○市での手術が1層切りだったら、手術する意味はあるのでしょうか?また今の私(33歳)や子供(4歳半)は、再癒着の可能性はないのでしょうか??
別のサイトで、子供の時に舌癒着症で手術をしたら、思春期になったときに笑うと歯がむき出しになってしまった!!と書いてありましたが、やはり手術を行なう先生によって、成功・失敗があるのでしょうか??頭の整理がつかず、ダラダラと書いてしまいましたが、お手数ですがご相談にのって頂けないでしょうか!!よろしくお願い致します。ちなみに、○○市へは6月2日が診察日で、11時までに到着して診察を受け、舌癒着症だったら午後から手術で、30分程様子をみて、何もなければその後に帰って良いとのことで、再診はないそうです。大丈夫かなぁ・・・。あまりに簡単すぎて、ちょっと心配です。
A. ご質問を整理します。
  1. 私(母親)の声や症状は舌癒着症の疑いが強いですか?
  2. 親子で手術をするつもりでいたのですが、もし○○市での手術が1層切りだったら、手術する意味はあるのでしょうか?
  3. 今の私(33歳)や子供(4歳半)は、再癒着の可能性はないのでしょうか?
  4. 手術を行なう先生によって、成功・失敗があるのでしょうか?
  5. 11時までに到着して診察を受け、舌癒着症だったら午後から手術で、30分程様子をみて、何もなければその後に帰って良いとのことで、再診はないそうです。あまりに簡単すぎて、ちょっと心配です。大丈夫でしょうか?

(1)検査してみないことにはわからないと思います。実際の症状と、それを感覚的に捉える自覚症状とで違いが出ますし、喉の奥がどの程度ふさがれていてるのか、呼吸にどの程度影響があるのか、わからないからです。

(2)1層切りと3層切りで、どう違うのか、両方手術したことのある人しかわからないと思いますが、じつはうちの子はその両方の手術を受けています。最初1層切り。次に別の医療機関で3層切り。二度も手術をしたのは、娘が重度の癒着で、最初の手術だけでは改善していないのではないか、と思ったからです。最初は1層切りでもかなりの変化があり、満足していましたが、やはり普通の健康な子と違うなと思ってもう一度今度は違う医師に診てもらいました。そのへんの満足感は親の観察力もあるし、感じ方もあるので色々だと思います。もちろん、あなたも、あなたのお子さんもどのくらいの症状で、どのくらいの手術が必要かは、診た専門家にしかわからないと思います。

(3)再癒着は本当に人によって違うそうです。体質的なものが大きいのだそうですほかの外科手術でも。傷口がくっつきにくい人とくっつき易い人といるでしょう?だからやってみないとわからないそうです。

(4)私が見てきたのは成功例ばかりなので、失敗例は知りません。実際、全身麻酔の事故は1件もありませんが、この手術の難しいところは、1層切りか3層切りか、よりもむしろ、どのくらいの症状の改善をもって本人もしくは親が成功と思うかどうか、だと思います。症状そのものがよくわからないまま、勧められて手術し、素直に治ったと感じる人もいますし、迷った末に期待したほどの改善が見られず、がっかりして失敗と感じる人もいますので。

(5)これも感じ方です。何度も再診してもらうことで安心と思うかというとそうではない人もいますし、手続きが複雑で何度も行かなくてはならないから丁寧と感じるかというとそうでもない人もいます。心配する人は手術の半年前、3か月前、1か月前、あとは1週間ごと、3日前からは毎晩。そして手術後も毎晩相談の電話をかけてきます。その心配を和らげるようなケアが出来るのは、たぶん手術してくださった医療機関しかありません。その○○市の医師が、不安がって色々聞きたがる患者に親切に答えてくれる先生だといいですね。

このページのトップへ

 
Q. 2ヶ月の息子のママです。今日、舌短縮症の手術を受けてきたのですが、子どもが痛がって、とても直接はオッパイが飲めないようなんです。今は搾乳をしぼってスプーンであげているのですが、いつくらいになったら直接飲めるのか?
あと、舌を動かすだけで痛がって。
これはいつくらいまで続くのか教えて頂きたいのです。よろしくお願いします。
A. ケースバイケースです。つまりそのお子さんによります。また、お母さんの状況もかかわってきます。子どもの手術って、ママの精神的な負担も(もちろん体力的な負担も)ありますよね。痛そうに思うと余計に飲ませにくいということもあるかもしれません。手術していただいた医療機関に相談することはもちろんですが、この手術について経験のある助産師さん(残念ながら調べる方法は口コミしかないのですが)にケアをしてもらうことをおすすめします。母乳育児は生活の一部でもあるので、医学的なことだけで解決することは少ないからです。

ちなみにうちの息子(よしくん)はちゃんと飲めるようになるまで1ヶ月かかりました。やはり痛そうに見えるので不安で手術してくださった医療機関に電話して聞いたところ「0歳なのでまだ感覚痛は発達していないはず。お母さんが心配するとあかちゃんに伝わるから、のんきにしてて」と言われて「この子は痛くない、だいじょうぶ」と無理やり思い込むことにしました。(笑)もちろん1か月はとてつもなく長く感じられましたが、最初はスプーンで、じょじょに直接授乳へと、助産師さんにも診てもらいつつ、過ぎてみれば、どうにか過ごすことができました。

手術が終わると家族はほっとして特に父親は「ここまでしたのに何の不満があるのか」とでも言いたげですが、母親にとっては、大変な時期です。どっと疲れが出ますし、赤ちゃんと一緒に新しい舌に慣れるまで格闘しなくてはならないのですからね。ご家族はぜひとも術後、赤ちゃんだけではなく、ママもいたわってあげてください。

このページのトップへ


Copyright (C) 2003-2008 Marimomama. All right reserved.